Amazonでの二重価格表示はどう対策すれば良いのか?

みなさん

こんばんは、大竹秀明です。

Amazonで参考価格の設定について
新しいルールがアナウンスされました。

クライアントからも質問を頂いているので
メルマガでも色々とシェアさせて頂こうと思います。

==引用=====================

タイトル:参考価格設定の新しいルールをご確認ください

Amazonでは2016年11月21日、Merchants@amazon.co.jp商品登録ルールの参考価格の設定に関する部分を一部修正いたしました。今回の修正は、現行の参考価格設定のルールを実質的に変更するものではありません。主に法令順守徹底の観点から、消費者庁の見解等に基づきより詳しい事例を挙げるとともに、消費者に誤認を与えるおそれがある参考価格の表示が禁止されることを確認するものです。

===================ここまで==

これは「変更」ではなく「確認」するため、だそう。

実際には「強化」するためと言えるでしょうね。

ちょうど年末商戦を前にして
二重価格表示をめぐる問題が起こらないように
対策を強化していくからね、ということなのでしょう。

実は少し前に
僕もAmazonの担当者から直接連絡をもらっていました。

==引用(中略)=================

メーカー希望小売価格を設定する場合は、カタログなどメーカー希望小売価格の証明となる資料やWebページのコピーが必要になります。
証明資料がない場合は、小売希望価格を削除いただきますようお願いできますでしょうか。
カスタマーに正しいOFF率を表示するためご協力お願いいたします。

===================ここまで==

これはつまり二重価格表示にならないように
メーカー希望小売価格を設定している商品は
エビデンスを用意してくださいね、ということです。

さて、この二重価格表示問題。

1年半ぐらい前に
楽天市場で日本一セールが行われた際に
大きな問題となりニュースなどでも取り沙汰されました。

■楽天、二重価格表示問題で謝罪会見~従業員18人が店舗に不当価格表示を提案

通常価格で販売しているにも関わらず
通常価格の表示を2倍以上に釣り上げるなどで
半額以下のセールと見せかけたのが問題視されたわけです。

なぜならば、元値をつりあげて
セール価格を安く見せかける二重価格表示は
景品表示法違反の有利誤認に当たる可能性があるからです。

そこから二重価格表示に対する
姿勢が厳しくなっていきました。

ここで一つの疑問が湧き出てきます。

基準となる「通常価格」はどのような条件で決まるのか?

その答えはこちらです。

==引用=====================

通常価格の判断基準

1、過去8週間のうち、4週間以上の販売実績があれば、過去の販売価格として表示することができます。
2、販売開始から8週間未満のときは、販売期間の過半かつ2週間以上の販売実績があれば、過去の販売価格として表示することができます。
3、上記(1)や(2)を満たす場合であっても、実際に販売した最後の日から2週間以上経過している場合には、過去の販売価格として表示することは、原則としてできません。
4、販売期間が2週間未満のときは、過去の販売価格として表示することは、原則としてできません。

「景品表示法(二重価格表示のルールについて)」より引用

===================ここまで==

景品表示法を厳密に見ていくと
このような判断基準になるようです。

しかしAmazon販売に於いては
まずAmazonでの規約を重視すべき。

規約を見てみましょう。

ちなみにAmazonでの価格表示は

・メーカー希望小売価格=参考価格
・価格=販売価格
(※セール価格=セール価格)

という2種類(3種類)になっています。

==引用=====================

参考価格の設定について

一般的に当サイトでは2種類の価格が表示されます。取り消し線つきの価格は「参考価格」であり、もう一方が「価格」です。表示されている価格が1つしかない場合は、それが「価格」になります。

別段の記載がない限り、当サイトにおける「参考価格」欄に表示される価格は、メーカー、卸売業者などが広く消費者に告知している価格(商品パッケージやカタログなどに表記される価格で、一般に「メーカー希望小売価格」と呼ばれるもの)または広く小売業者に告知している価格(一般に「参考小売価格」と呼ばれるもの)であり、かつ、最新の価格でなければなりません。また、以下のような価格を「参考価格」として表示することはできません。

メーカー、卸売業者などが上記のような価格を設定していない場合における任意の価格
該当する商品を取り扱う小売業者の一部に対してのみメーカー、卸売業者などが提示している価格
過去または将来の販売価格
該当する商品と同一と認められない商品の価格
プライベートブランド商品について、小売業者が自ら設定した価格
メーカー、卸売業者などが専ら自ら小売販売している商品について、メーカー、卸売業者などが自ら設定した価格
特定の小売業者が専ら販売している商品について、メーカー、卸売業者などが当該小売業者の意向を受けて設定した価格
上記以外に、不当景品類及び不当表示防止法その他の適用ある法令において、比較対照価格として表示することが認められていない、または比較対照価格として表示することが不当表示に該当するおそれがあるとされている価格
その他、当サイトに掲載することが不適切であると当サイトがその裁量で判断するすべての価格
不当表示が発見された場合には、商品ページの削除、出品の一時停止、出品資格の永久停止等を含む、当サイトが適切と考える措置を取る場合があります。
上記に基づいて参考価格を表示する際は、以下の点を確認してください。

「広く消費者に告知している価格」を「参考価格」として表示する場合
商品パッケージまたは商品本体に、一般消費者が認識できるような価格表記(たとえば、算用数字による価格表記)が印字されている。在庫品など製造から相当期間経過している商品については、すでにメーカーなどが参考価格を撤廃している場合もあります。必ず価格の有効性をメーカーなどに確認してください。
一般消費者が入手可能なメーカーカタログ、パンフレット、ウェブサイト、新聞広告などにより、公表されている価格である。※カタログなどについては、最新のものであることも確認する必要があります。
「参考価格」は税込みの金額で表示する必要があります。

===================ここまで==

ということで、結論。

色々なものをすっ飛ばして、すごく乱暴に
Amazonに於いての二重価格表示の対策方法は・・

・商品パッケージまたは商品本体、またはカタログやウェブサイトに
「メーカー希望小売価格」が書いてあれば、それを参考価格としても、まぁOKだよ。

ということになるかと思います。

ただこれは乱暴な解釈です。

Amazon担当者の見解とは異なる場合もありますので、その点ご理解ください。

どうしても気になる方は「参考価格」を書かないこと。

それが一番ですね。

ちなみに

よく家電製品などで見かける「オープン価格」

「オープン価格」と
「メーカー希望小売価格」は何が違うんだい?という方のために。

■メーカー希望小売価格
販売する小売店が価格を決めるのではなくて
メーカーが「この価格で売ってほしいな★」と示している価格

(※しかし意外にも強制力はない。
無理に守らせると独占禁止法に違反するという悲しい現実。)

■オープン価格
メーカー希望小売価格を決めても
上記のようにあくまでも目安でしかなく
実際には守られないことが多いので
それなら最初から「価格は販売店に任せます!」
というのが、オープン価格ですね。

P.S.

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【内容について】

4年前に我々が提唱した“俺ブランド”

Amazonで売れている商品をリサーチして
類似商品を探し、付加価値を高めて
オリジナル商品として自分ブランドで独占販売をする。

当時は斬新すぎる!と言われたこの手法。
クライアントでも数億円を売り上げる方が出てきたり
私の書籍でも取り上げたりとノウハウを広めていく中で
「オリジナル商品」「OEM」など、呼び方は違えど
俺ブランドは、現在のAmazon輸入ビジネスの主流となりました。

しかし実践者が増えれば稼ぎにくくなるのが自然の摂理
相当な実力がない限り、数年前のノウハウでは稼ぐことが難しくなっています。

「オリジナル商品をやってみたけど全然売れません・・」
「すぐに商品が値下がりして困ってます・・」
「最近ライバルが増えた気がする・・」
「不安でたまりません・・」

私のところには、
そんな悲痛な叫びにも似たご相談が、毎日のように届きます。

また、ビジネス自体は好調でも
品質の悪い中国製品を販売していく中で
稼ぐほどに違和感を感じている方が多いのも事実

「こんな質の悪い商品を売るのか・・」
「家に中国商品を置いておきたくない・・」

中国輸入実践者なら誰でも一度は感じたことがあるでしょう。

そんな中、私と私のクライアントは
俺ブランド2.0とも呼ぶべき次元でビジネスを行っています。

その中でも今回お話しさせて頂くのは
輸入ビジネスの、もう一つの行きつく先「総代理店ビジネス」についてです。

総代理店ビジネスには

・利益率70%
・独占販売
・高品質
・お客様満足度が高い

などなど、
これまでの中国輸入にはなかった魅力がありますし
何よりも商売人として
《お客様に本当に価値のある商品を提供できる喜び》
これはものすごく重要ではないかと思います。

一方で総代理店ビジネスというと

・どうやって優良メーカーと繋がれば良いのかわからない
・法人じゃないとできない(個人では獲得できない)
・在庫を多く抱えなければならない
・国際契約が厳しそう

などなど、
敷居が高いイメージがあるのではないかと思います。

しかし
実際に私のあるクライアントは

・個人で
・小資金で
・在宅で
・代理店を獲得して
・大手量販店に卸す

ということをやっています。

私自身やクライアントが
どのように総代理店を獲得していったのか
そして、どうやってヒット商品へと繋げていくのか。

短い時間ではありますが
事例を元に具体的な「総代理店ビジネス」の獲得手法をお話しします。

・輸入ビジネスを科学する
・俺ブランドと代理店ビジネスの違い
・代理店ビジネスのメリットとデメリット
・どのようにメーカーと繋がるのか?
・資金ゼロでも在宅でもできる手法とは?
・好条件で獲得する様々なノウハウ
・個人規模だからこそ有利な理由とは?
・オンライン&オフラインでの販売戦略
・BtoBビジネスを狙え
・ヒット商品を生み出すコツ
・もう一度考えてほしい、あなたがビジネスをする目的はなに?

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この記事を書いた人

大竹 秀明

クラウドファンディング物販の第一人者。
黎明期より輸入×クラファンの可能性に着目し、累計20億円以上のプロデュース実績。
その実績が評価され、2019年にはMakuakeベストパートナー賞を受賞。他クラウドファンディングのパートナーも務める。
10年間で1万人以上に講演指導を行い 日本郵便やYahoo!、東京ギフトショー、東京都中小企業振興公社などでも講演。
「セカイをワクワクさせる貿易家を生み出す」 を理念として精力的に活動中。