こんばんは、大竹です。
ある会員さんからご相談を受けていました。
その方はネットショップをメインにビジネスをされており、
あるニッチ商品の専門店を運営されているのですが、
昨年の秋頃から、売れ行きが好調すぎて仕入れが追い付かない・・という事態に陥りました。
とても真面目な方でいらっしゃるので、
納期通りにお客様にお届けできない事を嘆いておられ、
どうしたら良いでしょうか・・というご相談を受けていました。
そこで僕は「どうにもならないことは割り切るしかない!」
という名言を吐くのですが・・まぁそれは置いておいて。
大幅に遅れながらも何とか商品を集めることができ、ほっとしたのも束の間。
蓋をあけてみると、そこには難ありの商品が半分以上を占めている状況。
本体にはシールを剥がしたような跡が残っていたり、
そのせいで本体にネバネバが残ってしまっていたり、
またはあるべきはずのシールが張られていなかったり、
シールがななめだったり上下が逆だったり。
欧米輸入でこんなことが起こって良いのですか!?というような内容でした。
はい。
思ってもいないような事が起こるのです。
それが輸入ビジネスなのです・・・
いかに日本人が優秀な民族か、というのが良くわかります。
(サービスや几帳面さに於いて)
欧米の商品だったら粗悪品はない、
と思っている方もいらっしゃるかと思いますが、
いやいやそんなことは全くありません。
もちろん、
しっかりと品質管理しているメーカーの方が圧倒的に多いのは事実。
しかし中には新品でも「これ中古じゃねぇの?」という商品が入っていることもしばしば。
特に、アノ大国で作られた商品は、こうなる事が多いですね。
以前、物流倉庫スタッフから電話が入り
「大竹さん、すみません。●●(商品名)なんですけど、
蓋の裏に落書き?計算式?みたいなのが書いてあるのですが、どうしましょう?」とのこと。
写真が送られてきたのですが、明らかに真っ赤なペンで誰かが書いた落書きでした。。
よく市場に出せるな、こんなの!!
またある時は従業員から
「社長、これって明らかに中古品ですよね・・」
新品であることを示すシートが剥がされ、指紋もベタベタ残っている。
誰が見てもどう見ても新品じゃねぇ!!
とまぁ、思いだしても熱くなるようなことは多々あります。
品質管理だけではなく、サービスもそう。
とにかく我々日本人には想像もつかないミラクルが、いっぱい生まれるのが輸入ビジネス。
でも。
それが醍醐味でもあるのですね。
世界は広いのだ。
そして僕らの価値観など、ごくごく一部にすぎないのだ。
もしかしたら僕らの価値観こそが異常なのかも?
これまで当たり前だと思っていたことがバーンと覆される瞬間。
僕はこういうの大好きなのです。
映画などでも、
最後の最後に「えー!!こいつが犯人だったの!?」的な。
24シーズン1の最後の方の、ニーナの場面のような。(わかる人にはわかる)
いいじゃないですか、非日常体験。
トラブルすらも楽しいと思えるようになったら、最強です。
(渦中は死にそうになりますが・・)
皆さんもビジネスをやっていれば色々なことがあると思いますが、
どうせなら非日常体験と楽しんじゃってください!
命を取られるわけじゃないですからね^^