もっともらしさは敵

こんばんは、大竹秀明です。

今日は「もっともらしさ」は敵だという話をさせて頂きます。

これは、ある程度ビジネスが進んできている方には
とても刺さる・共感できるお話かと思いますが、
まだまだこれからという方にはいまいちピンと来ないかもしれません。

輸入ビジネスを進めてくると
「どうも足踏みしている気がする」という時期がやってきます。
少しも前進していない、または、むしろ売り上げも下がり始めている。

焦って色々やろうとしても、なんだか変な商品ばかり仕入れてしまう。
やっと販売をはじめられたと思ったら、
ライバルセラーに相乗りされてしまって・・イライラが募る。

OEM商品で出品しているのに、ある日突然相乗りセラーが登場。
Amazonにクレームを出してもまったく動いてくれない。
「なんだよこいつ!!!」ますますイライラ。

もちろん、100の状況があれば100の方法はあるので、
一辺倒な解決策というのは出せないのですが、
ここで言いたいのは、いたずらに行動しまくれば良いというわけではない
ということです。

俯瞰して冷静に状況を見る必要があります。

車の運転でいえば、運転席から1時間後に見える世界をイメージするのではなく、
映画のように、外からも冷静に見れる視点を持たないといけないと思います。

そして、もっとも力を入れるべきところに注力する。
優先順位をつけていく、ということをしないと
いくら気合でやっても全然伸びていきません。

更に怖いのは、客観視しないと
“もっともらしい”精神論に負けてしまうのですね。

「もっと頑張れば売り上げは必ず上がる」
「人の3倍は働かないとダメらしい」
「気合が足りないのだ」

などなど、それらしい言葉に反応してしまうのです。

そして
「そうか、睡眠時間を2時間にしてやってみよう」
「あれもこれもそれも仕入れないと」

こんな感じでどんどん錯乱していくのです。

「頑張れば売上は上がる」
「3倍働けば良い」

これらは否定はしませんが、
やみくもに3倍仕事するよりも、
例えば主力商品のクロスセルを考えた方が
簡単に売り上げが上がる場合もあります。

やり方は色々あると思います。

もちろん、これを書いている僕自身がもそうでした。
とにかく何でも自分で抱え込んでやってしまう、という面が強かったのです。

最近はバッサリ切り捨てる勇気も持てるようになりましたが、
今だに、まだそういう一面はあると思います。

「もっと働かなきゃいけないのかな・・」

しかし、やる事は無限に出てきます。
そしてやればやるほど、全てが中途半端になっていってしまいます。

もっともらしい言葉は、
もっともらしく聞こえるから、もっともらしいのです。

極端ですが「人は殺してはいけない」とか「親は大事にしましょう」という感じです。
なんというか、うなずくしかないという感じです。

“でも・・いま本当にそうなのだろうか?”

そう疑ってみることが必要な時がきます。

一度冷静に考えてみて、
それでもやはり正解と思えるなら、やれば良いですね。

問題なのは、
ただの友達やビジネスがそれほど上手くない人に相談してしまうこと。

その場合は大体“もっともらしい”無難な回答が返ってきますので(笑)
どんどん状況は悪くなっていくでしょう。

例えば僕はクライアントに
“よし、ここまでやったので1~2週間様子を見ましょう”ということがあります。
この時は、むしろ余計なことをやってはいけないのです。
データ集めのために放置した方が良いのです。

下手に色々やってしまうからグルグルして、
コアをつかめずに判断が余計ややこしくなります。

木を見て森を見ず・・ではないですが
これは昔から言わせて頂いていることなのですが

【今できる最大限のことは何なのだろう?】

常にそうやって自分と対話して、時には紙に書き出して
やるべきことを集中してやっていきましょう。

バッサリと捨てる勇気も必要ですよね。

はい、こうやって自分に言い聞かせるのでした(笑)

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この記事を書いた人

大竹 秀明

クラウドファンディング物販の第一人者。
黎明期より輸入×クラファンの可能性に着目し、累計20億円以上のプロデュース実績。
その実績が評価され、2019年にはMakuakeベストパートナー賞を受賞。他クラウドファンディングのパートナーも務める。
10年間で1万人以上に講演指導を行い 日本郵便やYahoo!、東京ギフトショー、東京都中小企業振興公社などでも講演。
「セカイをワクワクさせる貿易家を生み出す」 を理念として精力的に活動中。