アーティストvsエンターテイメント

こんばんは、

SAATS輸入ビジネス講師の大竹です。

先日、主にアメリカからの仕入れに力を貸して下さっている
海外パートナーが来日し、最寄駅まで訪ねてきてくれました。

お会いするのは久しぶりだったのですが、こちらの近況を話しているうちに
どうやって新規事業を大きくしていくのがベストなのか、という討論会になりました。

まぁここはビジネスマン同士です。
熱い討論会となりました。

その中でも大きく話題になったのが、
“客数×客単価×購入頻度”の話。

これは僕も昨年のセミナーでお話させていただきましたし、
もはやマーケティングの世界では錆びつきかけた公式ではありますが、
考え方としてはやはり重要ですよね。

漠然と考えるのではなく、フレームワークとして客観的に見ていく。
そう考えていかないと結局どうやって考えていけば良いのか、
きっかけが掴みにくいわけですね。

なんとなく「売上を上げたい」「お客さんを集めたい」では心許ないのです。

そして、何よりもお客さんが何を欲しがっているのかが大切だという話。
やはりここに尽きますね。

もちろん自ら文化を作りだしていくビジネスも素敵ですが、
独りよがりで結局ビジネスとして大成できないのは、どうなのかなと僕は思います。

仮にできるとしても非常に高度ですし運も影響するし、
現実的には資金もかかるでしょう。

それよりは“市場に聞く”方がうまく行きやすいですね。
特に初期段階としては圧倒的にリスクが少ないと言えるでしょう。

ピンと来ていない方の為に敢えて言えば、
これが僕らの世界で「リサーチ」と呼ばれているやつです。

自らの天才的感性を信じて商品を仕入れる・作り出すよりは、
既に売れているものに乗っかる・流れに乗っかる方が
失敗するリスクは断然少ないです。

そしてリサーチはデータを活用できますので、再現性もあります。

ミュージシャンやアーティストと呼ばれる人達も、大きく2分されます。
一つは、自らの芸術性を追求していくタイプ。
いわゆるアーティストという人種です。
極端に言えば「理解されなくても良い、わかるヤツだけわかってくれ」
という感じですね。

もう一つは、大衆性・エンターテイメント性を重視するタイプ。
流行なども柔軟に取り入れていき、それすらもスタイルとして
積極的に人を楽しませていくことに喜びを感じる人種。
まさにエンターテイナーですね。

一見すると、前者の方が天才肌のようですが、後者にも天才はいます。
エンターテイナーというのは戦略的でもあるわけですから。

僕らはアーティストになるのではなく、エンターテイナーになりましょう。
特にネットショップなどやられている方は、
お客さんが本当に求めているものは何か、という事を強く意識して追求してみましょう。

そして、それを最高の形で提供して差し上げると。

その追求が個性となり、差別化となり、選ばれるお店となっていくことでしょう。

【編集後記】

最近何故か思い出したようにGUNS N’ ROSESを聞いています・・

今日の話を敢えて繋げるならば、
彼らはアーティスト性とエンターテイメント性が同居していた好例だと思います。

楽曲も鮮やかだったし、ビジュアル的なインパクトもあった。
それでいてロックンロールの危うさも兼ね備えていました。

賛否両論ありますが、やはりアクセルローズは魅力的な人だったと思います。
カッコよかったなー、あの頃は。(過去形ですが。)

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この記事を書いた人

大竹 秀明

クラウドファンディング物販の第一人者。
黎明期より輸入×クラファンの可能性に着目し、累計20億円以上のプロデュース実績。
その実績が評価され、2019年にはMakuakeベストパートナー賞を受賞。他クラウドファンディングのパートナーも務める。
10年間で1万人以上に講演指導を行い 日本郵便やYahoo!、東京ギフトショー、東京都中小企業振興公社などでも講演。
「セカイをワクワクさせる貿易家を生み出す」 を理念として精力的に活動中。