続・Amazonが楽天を抜く

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  輸入ビジネス進化論~日常から学ぶ輸入ビジネスのキモ~ No,206

                 SAATS 輸入ビジネス講師 大竹秀明

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こんばんは、

SAATS輸入ビジネス講師の大竹です。

昨日の記事の補足です。

Amazonが楽天を抜いたニュースをお伝えしましたが、
具体的な数字がなかったので改めて。

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■アマゾン 国内での売上7300億円余
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130219/k10015610611000.html

アメリカのインターネット通販大手、「アマゾン」は、去年1年間の日本国内での売り上げが
7300億円余りに上ったことを初めて明らかにし、国内最大手の楽天を上回る規模であることが分かりました。

アメリカを中心に世界でネット通販を展開する「アマゾン」は、
このほどアメリカの証券取引所に提出した年次報告書の中で、初めて日本での売り上げを明らかにしました。
それによりますと、日本での去年1年間の売り上げは全世界のおよそ12%に当たる
78億ドル(日本円にして7300億円余り)でした。
国内のネット通販最大手の楽天がネット上で展開する仮想商店街の取扱高は、
およそ1兆4000億円に上りますが、楽天自体の売り上げは、
仮想商店街に出店した店からの手数料がメインであるため、去年、4430億円余りで、
アマゾンが楽天を3000億円近く上回っています。
アマゾンは全国11か所に物流拠点を設けて、注文があったその日に商品を配送できる態勢を整えているほか、
送料の無料化などで国内でも利用者を着実に増やしています。
アマゾンや楽天などのネット通販の拡大で、デパートや家電量販店などもネット対応の強化を迫られており、
この分野での競争は今後さらに激しくなることが予想されます。

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ビジネスモデルの違いがあって、
楽天は手数料ベース、Amazonは売り上げベースなので、単純に比較することはできません。

しかし、Amazonは2010年は50億2500万ドル、2011年は65億7600万ドル、
そして2012年は78億ドルと10~20%成長を続けているそうです。
楽天も伸び続けているわけですからね。
今年2013年は、恐らくもっと伸びるのでしょう。

最近は実店舗で商品を手に取って見たり試着して、
家に帰ってPCから、またはスマホからネットで買い物をする時代。
もはやショールームと化していく実店舗。

店舗を持っているとどうしてもコストがかかるので、
ネット専業に比べると価格では厳しくなるところがありますね。

「他店よりも1円でも高ければ値引きします」
そう言われてAmazonの価格を見せると「ネット通販は別なんです・・」

僕もこう言われた事がありました。

敵対するAmazonと家電量販店。
特に家電量販店では「Amazon外し」ということで、
ヤマダ電機などでは敵対心むき出しで、Amazonキンドルを扱っていません。

逆にビックカメラなどはAmazonに出品していますよね。
融合する方針を取っています。
どちらが良いのかまだわかりませんが、この立ち位置の違いが今後大きく命運を分けるでしょう。

ここまで読むと、もはや店舗型のビジネスは終わりかと錯覚しがちですが、
全体の売上で比較すると、例えば家電市場が8.5兆円ある中でネット通販はたったの7%の6,375億円。
(2011年のデータですが。)

まだまだ伸び盛りです。
本当の意味での成熟はこれからなのでしょうね。

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この記事を書いた人

大竹 秀明

クラウドファンディング物販の第一人者。
黎明期より輸入×クラファンの可能性に着目し、累計20億円以上のプロデュース実績。
その実績が評価され、2019年にはMakuakeベストパートナー賞を受賞。他クラウドファンディングのパートナーも務める。
10年間で1万人以上に講演指導を行い 日本郵便やYahoo!、東京ギフトショー、東京都中小企業振興公社などでも講演。
「セカイをワクワクさせる貿易家を生み出す」 を理念として精力的に活動中。