誰も教えてくれない法人の真実とは?

みなさん

こんばんは、大竹です。

先日、お世話になっている
経営者の方と話をしている際

“売上が大事か、利益が大事か?”

という話題になりました。

結論から申しますと
これはもちろん「利益」が重要です。

正確には利益だけではないのですが
いずれにしても大事なのは

「薄利のビジネスをしてはいけない」ということです。
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これはもう、本当に本当に心得てほしい。

薄利でビジネスをしていると、必ず行き詰ります。
最悪の場合は「倒産」「撤退」ということも。

国内転売など薄利のビジネスで
会社を大きくしてしまった結果

従業員の給料や消費税、法人税など
資金繰りが回らなくなって
私のところに相談に来られる方は
実は本当に多いのです。

これまで何度もメルマガで書いていますね。

イージーに「稼げまっせー!」という
詐欺情報が多いので騙されないでほしい。

(本当は、色々聞いていくとわかるんですけどね。)

役員報酬をカットしたところで
経費や税金からは逃れることはできません。

そういう意味で
ただ稼ぐという意味では
実は初心者が一番カンタンなんですよね。

利益が薄くても良いのですから。

例えばサラリーマンをされていて
毎月、5万円でも自由に使えるお金が増えたとしたら
それはかなり大きなことですよね。

しかし独立をして
売上規模が大きくなってくると
法人成りして、スタッフを入れて
事務所を借りて・・と経費がかさみます。

加えて最も恐ろしいのは?

「法人税」ではありません。
「消費税」でもありません。

何でしょうか。

「社会保険料」です。

社会保険というのは
「雇用保険」「労災保険」
「健康保険」「厚生年金保険」の4種類ですね。

ちなみに。
勘違いしている人も多いのですが
社会保険というのは、法人化したら

社長1人でも加入しなければなりません。
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個人事業主でも5人以上雇用していれば絶対加入です。

実際、どれだけ負担になるかご存知ですか?
なんと報酬の約30%です。(会社と本人が約15%ずつ)

つまり年収1,200万円だと月収100万円になりますが
毎月会社が15万円、本人が15万円も払わなければなりません。

これは毎月です。
もちろん、所得税などとは別にです。

という感じで
社会保険加入は会社の義務なのですが相当な負担になるので
実際のところ未加入企業は、約80万社と言われています。

これだけ未加入者が多いので
厚生労働省も本腰を入れてマイナンバー制度などによって
社会保険未加入事業者への調査を強化しています。

もしも年金事務所の調査により
社会保険の未加入が発覚した場合
過去2年分の社会保険料を遡って追徴されます。

更に保険料にも延滞金があって
通常払うよりも大きくなる事も。

2年間ですよ!?

まぁ余程体力がある会社じゃない限り
コローンと潰れるでしょう。

会社の生存率は

5年:14.8%(約15社/100社)
10年:6.3%(約6社/100社)

というデータがあります。

つまり

会社設立から5年以上続く確率は【約15%】しかない。

これが現実なのです。

それでもあなたは独立して法人化しますか?

・・・と
今日は怖い話をしてきたわけですが(笑)

ビジネスをやる以上
利益を残していくというのは
経営者としての永遠の課題です。

平たく言えば
稼ぎ続けなければならない。

ビジネスは綺麗ごとではないのです。
それが嫌なら、一生サラリーマンでいる方が良い。

重ねて言いますが、大事なのは利益です。

安易な稼ぎ方をして
後々になって潰されないように気を付けたいものです。

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この記事を書いた人

大竹 秀明

クラウドファンディング物販の第一人者。
黎明期より輸入×クラファンの可能性に着目し、累計20億円以上のプロデュース実績。
その実績が評価され、2019年にはMakuakeベストパートナー賞を受賞。他クラウドファンディングのパートナーも務める。
10年間で1万人以上に講演指導を行い 日本郵便やYahoo!、東京ギフトショー、東京都中小企業振興公社などでも講演。
「セカイをワクワクさせる貿易家を生み出す」 を理念として精力的に活動中。