クラウドファンディングにもデメリットはある
ひとり貿易というビジネスモデルの大きな特徴は、クラウドファンディングを活用するという点にあると思います。
・無在庫的な大量販売
・テストマーケティング
・プロモーション
・実績作り
・ブランディング
このように様々な効果が期待できるという、まさに画期的な手法だと思います。
しかし当然ですが、クラウドファンディングにもデメリットがあります。
一番のデメリットとして、クラファン物販は爆発的に売れる可能性を秘めているので、“実行者の器が耐えきれなくなることがある”ということです。
「えっ?売れたらバンザイ!じゃないの?」
「1000万円とか売れる人が羨ましい・・」
なんて思われるかもしれません。
しかし意外かもしれませんが、実は手放しで喜べない場合もあります。特に全くの初心者の方の場合は、『プレッシャーに耐え切れない』ということが起こります。
私の生徒さんでも良くあるのですが、100万円・200万円・300万円ぐらいまではテンションが上がってルンルンなのですが、それが400万、500万…1000万円となってくると、プレッシャーに襲われ不安がどんどん大きくなり、胃がキリキリ夜も眠れなくなって、挙句の果てには・・「もうこれ以上売れないでくれー」などと願う方もいるようです(笑)笑い話ですが、本人にとっては大変なことです。
自分に対してのプレッシャーだけだったら、ビジネスマインドで乗り越えていくしかないのですが、問題は、外的な要因に対してのリスクです。
例えば・・・
・想定以上に売れすぎてキャッシュフローが追い付かなくなったらどうしよう?
・海外メーカーと急に連絡取れなくなったり、事故が起きたらどうする?
・1000万円以上売った商品が、1年以上経っても完成しなかったらどうする?
・ある日突然どこかの弁護士から「内容証明郵便」が届いたらどうする?
・販売した商品が事故を起こして、お客様から訴えられたらどうする?
・商品がとんでもないクソだったら、クレーム返品の嵐になるかもしれない。
・売れてくると同業他社から嫌がらせを受けるかもしれない。
・税関の事後調査が入ったらどう対応すれば良い?
などなど、あえて詳細は書きませんが、私はこれらに近いことは全て経験しています(笑)
リスクを考え出していくとどこまでもキリがないのですが、一番現実的で、一番効果が高いのは、海外メーカーと『本格的な契約 (一般取引条項) を交わす』ということです。
契約書にないことは、ない
しっかりとサンプル商品を確認し、できれば相手のメーカーにも訪問してお互いのコミュニケーションを深めながら時間をかけて信頼関係を積み上げていき、契約を交わすということです。ちなみに契約書のテンプレートは、輸入ビジネス3.0にも特典としてお付けしています。
「契約書にないことは、ない。」これが世界基準のルール。トラブルが起こらなければ、契約書なんて結ばなくて良いのです。
問題は「トラブルが起きたとき」です。国が違うので、価値観や文化も違います。だからこその契約書に立ち返って、一緒に考えようよとできるわけです。
ただし、本格的に契約書を締結するのは、時間がかかってしまいます。クラファン実施がどんどん遅くなって、気づいたら同じような商品を先に実施されてしまった・・なんてこともあります。ビジネスにはスピードも大事ですので、そのバランスは考えないといけないですね。リスクばかりを恐れて何も動けなくなってしまっては元も子もない。かと言って、無謀に乱暴にただ早くやれば良いというものでもない。
リスクを最大限に抑えつつ、効果的にビジネスを進める。そのバランスはすごく大切なことです。
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