サルでもわかるEPA (ヨーロッパからの関税が安くなる) 講座

Container ship docked at a busy port with cranes

皆様

こんばんは!
輸入参謀®・大竹秀明です。

貿易家®は、世界中の
色々なところから仕入れをします。

中国、香港、台湾、韓国、タイなどアジアだけでなく
アメリカはもちろんのこと
イギリス・ドイツ・イタリア・フランスなど
ヨーロッパ製品の代理店として活躍されている方も多いです。

ヨーロッパの製品というのは
日本にはないデザインや質感だったり
洗練された逸品が多いので
特に感度の高い女性は、好まれる方が多いですね。

そこで今日のメルマガでは、
「ヨーロッパから仕入れる際に知っておくと得をする」

そんなやり方をお伝えしておこうと思います。

今はまだよくわからなくても
いつか貿易家になって
ヨーロッパのメーカーと取引する際に

「ああ、なんか大竹が前にメルマガで書いてたな・・」

そう思い出して頂ければ良いのかなと思っています。

私塾「ひとり貿易塾」の
毎日のコラムより抜粋となります。

大竹メルマガでは恒例の(?)
“サルでもわかるシリーズ”として

『サルでもわかるEPA講座』

EPA(イーピーエー)について、
超簡単に解説したいと思います。

EPA = Economic Partnership Agreement
日本では「経済連携協定」と呼びます。

端的に言うと「関税が安くなる制度」です。
(「特恵関税制度」と呼びます)

特にヨーロッパからの輸入品の関税が安くなるので、
恩恵を受ける方も多いのではと思います。

※ 同じような制度に
FTA(自由貿易協定)がありますが
ほほ同じと思って頂いて大丈夫です。

もともとEPAは、
タイ、ベトナム、フィリピンなど
開発途上国に対して経済的な発展を
支援するために作られた制度でした。

関税が下がれば、
彼らの輸出が活発になるからです。

しかし昨今のボーダレス化の波で
世界的な自由貿易化が進む中で

昨年2019年2月より
「日EU・EPA」が発効され
ヨーロッパからの仕入れでも
関税が安くなるようになりました。

昨年のことなので
もしかしたらニュースなどで
ご存じの方もいらっしゃるかもしれません。
(私もこの時、メルマガで解説をしました。)

例えば、ヨーロッパからの仕入れで
アパレルやバッグであれば
通常「4.4~13.4%」の税率が、なんと「ゼロ」に。

他にも、我々に関係しそうな商材としては
バッグやステンレスボトルなども適用になると思います。

※電気用品はもともと無税なので不要です。

ということで、下記の国から仕入れる場合
日EU・EPAの適用で関税が安くなる可能性がある、と思っていてください!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

<EU加盟国27ヵ国>
ベルギー、ブルガリア、チェコ、デンマーク、ドイツ、エストニア、アイルランド、ギリシャ
スペイン、フランス、クロアチア、イタリア、キプロス、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク
ハンガリー、マルタ、オランダ、オーストリア、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、 スロベニア
スロバキア、フィンランド、スウェーデン(イギリスは2020年12月31日まで)

やり方としては、メーカーに
「特定原産地証明書」というものを書いてもらいます。

1、税関のHPより
https://www.customs.go.jp/roo/origin/jpeu.htm

———————————
「参考資料」欄

原産品申告書等の様式
原産品申告書【輸出者(生産者)自己申告】(附属書3-D/ 各国言語版(英語版はp4)/記載要領)
———————————

これの「各国言語版」をダウンロードして
メーカーに書類を記入してもらいます。

2、次に、同じリンク先の
———————————
原産品申告書等の様式
原産品申告明細書(産品が原産性の基準を満たすことの説明)様式見本(和文/ 英文)
———————————

これの「英文」も一緒にダウンロードして
メーカーに書いてもらいましょう。

こちらを輸入時に税関に提出すると
日EU・EPAの協定税率が使えて、関税率が下がります。

もうお分かりかと思いますが
条件として、原産地を輸入者が自己証明しなければなりません。

EUできちんと縫製しているのか
あるいは、開発途上国から輸入してタグ付けだけしているのかなど

原産地認定が変わってきますので
場合によっては製造工程表等を入手されると良いです。

アンダーバリューは違法行為ですが
EPAは超合法ですので、ぜひ手続きしてくださいね。

今日は『サルでもわかるEPA講座』ということで
敢えて簡単に解説をしましたが
わからないことは税関に聞いてみてください。

<参考>
初めて日EU・EPAを利用される方へ(輸入)
https://www.customs.go.jp/roo/origin/jpeu.htm

日EU・EPA解説書
https://www.jetro.go.jp/ext_images/world/europe/eu/epa/pdf/euepa.pdf

最後までお読み頂きましてありがとうございました!


※「ひとり貿易®」「クラファン物販®」「クラウドファンディング物販®」「AI物販®」「輸入参謀®」「貿易家®」などは、一般社団法人 まじめに輸入ビジネスを研究する会(ユビケン)の登録商標です。

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この記事を書いた人

大竹 秀明

クラウドファンディング物販® × ひとり貿易®の第一人者

1974年、貿易の街・横浜生まれ。元ビジュアル系メジャーバンドのギタリストという異色の経歴を持つ。

音楽活動を経て貿易の世界へ転身。10年以上の実務経験をもとに、資金や語学力がなくてもクラウドファンディングを活用して貿易物販を立ち上げられる「ひとり貿易」メソッドを確立。

クラウドファンディングのプロデュース実績は累計33億円超・1500プロジェクト以上。業界黎明期からその将来性に着目し、大手プラットフォーム「Makuake」とは12年以上にわたりパートナーシップを継続。2019年には最高位の協力者に贈られる「ベスト・エバンジェリスト賞」を受賞。CAMPFIREにおいてもパートナーアワードを3年連続(2023〜2025)受賞するなど、複数の主要プラットフォームから継続的に高い評価を得ている。

現在、Makuake/CAMPFIRE/GREEN FUNDING/韓国Wadizの4大クラウドファンディング公式パートナーを兼任する唯一の存在である。

ひとり貿易コンサルタントとしての活動は13年におよび、延べ1.3万人以上に講演・指導を実施。日本郵便、Yahoo!、東京インターナショナル・ギフト・ショーなど民間企業・展示会での登壇に加え、東京都中小企業振興公社をはじめ全国の公的機関でも多数登壇している。

テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」、週刊SPA!、日経MJなどメディア掲載多数。
著書に、累計3万部を突破した『資金ゼロではじめる輸入ビジネス3.0』(フォレスト出版)、『1日で1000万円売り上げるクラファン物販の教科書』(扶桑社)など。

「セカイをワクワクさせる貿易家を生み出す」を理念に掲げ、クラウドファンディングを基点とした日本発の越境ビジネス創出に取り組み続けている。