究極のハイブリッドリサーチとは?

みなさん

こんばんは、大竹秀明です。

単純なノーブランド品→俺ブランド化から進んで
参入障壁の高い商材へと
コマを進めているクライアントも増えて
先ほども国際契約書を拝見していたり
今後の販売戦略を紙に落とし込んで
じっくり考えてみたりと
文字通り《参謀的》な仕事が増えてきました。

そうなると
単純にAmazonランキングなどからでは
判断できないような事象も多いので、
できる限り色々な角度から情報を仕入れて、販売戦略を考えます。

いかに商品をヒットさせられるか?
いかに競合商品から抜きに出ることができるか?

抜け道を探す・考えていくようなプロセスも必要です。

より詳しく市場を見たい時は
ネットでの検索やデータももちろんそうなのですが
いわゆるリアル店舗に出てしまうのが、非常に有用です。

先日のSAATSセミナーで
ゲスト講師の松井さんも
《ハイブリッドリサーチ》と仰っていました。
「定量情報」と「定性情報」です。

参考までに書いておくと・・

<定量情報>
数値化でき集計、分析が可能な情報のこと。
販売データやアンケートの属性情報など。定量データ。
数値化が可能なためマーケティング分析において基本データとして活用されます。
販売データやアンケート収集などにより集められたデータで様々な手法で分析することにより、
市場の傾向や消費者嗜好の方向性を導き出すことができます。

<定性情報>
数値化できない定量情報以外の情報で文章、画像、音声などのこと。
定性データ。
数値化できないため傾向や方向性を導き出すことには不向きですが、
顧客視点のマーケティング戦略を策定する際の「顧客の声」のように重要な参考データとなり
仮説を導き出す参考に利用したりします。

超ざっくりいうと
「定量情報」はネットのデータ。顕在化されている需要
「定性情報」はリアルな声。潜在的な需要

という感じでしょうか。

定性情報を探るのに効果的なのが
リアル店舗での情報収集です。

リアル店舗での調査は
仮想競合商品を比較して見れるのもそうですが
店舗にどのように配置されているのか
お店は何を売りたくて、実際は何が売れているのか
各メーカーはどのような戦略で差別化しているのか

などなど、書ききれませんが
目には見えない=定量化されていない情報の宝庫です。

具体例は色々あるのですが
例えば商品が置いてある棚。

商品が陳列されているのは「定番(棚)」と言います。
レジや通路側の面に出ているのを「エンド」と呼びます。

あとは通路などの平台にポップをいっぱい飾って
陳列されているようなのは「島陳列」などと言ったりします。

当然ですが、お店が売りたいのは

「島陳列」>「エンド」>「定番(棚)」

と、なります。

ちなみに、なぜバンドマンだった僕が
こんなことを知っているかと言うと

起業を志した時に
1年間だけやった営業の仕事で覚えました。

何でも肥しになるものですね。

さて、ということで
先日もクライアントと一緒に
大手量販店に市場調査に行ったのですが
リアル店舗で推されているものと
ネットで売れているものは、確実に温度差があります。

一言で言えばネットの方が「先進的」

我々のようなひとり貿易家も増えてきているので
ネットの方が明らかに「安くて性能が良いもの」が多いですね。

一方でリアル店舗の良さも当然あります。

上述したとおり手に取って比較したり
店員さんからの説明なども
購買決定に大きく影響がでることが良くわかります。

恐らく多くの方は
定量リサーチは普段からやっていると思います。

ですが、パソコンの前に向かって考えているだけでは
見えないものがあるので
休憩がてら気分転換にでもリアル店舗に行ってみてください。

単純に楽しいですし、直観力も鍛えられるのではと思います^^

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この記事を書いた人

大竹 秀明

クラウドファンディング物販の第一人者。
黎明期より輸入×クラファンの可能性に着目し、累計20億円以上のプロデュース実績。
その実績が評価され、2019年にはMakuakeベストパートナー賞を受賞。他クラウドファンディングのパートナーも務める。
10年間で1万人以上に講演指導を行い 日本郵便やYahoo!、東京ギフトショー、東京都中小企業振興公社などでも講演。
「セカイをワクワクさせる貿易家を生み出す」 を理念として精力的に活動中。