“まとも”な輸入ビジネスを

こんばんは、大竹です。

世間はお盆休み。
しかし、そんなの関係ねぇ(古)。

のんびり自宅で仕事をしようかと思ったのですが、
スタッフも出社するというので事務所で仕事をしていました。

さて、今日はSkypeコンサルが3件ありました。

その中でもある方からご相談を頂いたのですが、
アマゾン販売において、中国から商品を仕入れても
「並行輸入品」として見なされるという話があるのです。

この件でアマゾンから警告を受けたという方も何人かいらっしゃいます。

どうしてそうなるのかというと、
これはアマゾンの下記の定義によるものです。

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■並行輸入品の定義 Amazon.co.jp

(中略)

また、正規輸入代理店が存在せず、個人で輸入した自主輸入商品についても、
継続的な修理サービスやメーカーによる有効な国内保証を提供できない場合は、
「並行輸入品」という定義になりますので、購入者の誤解を避けるため「正規輸入品」とは記載しないでください。
出品予定の商品がAmazon.co.jpの定める「正規輸入品」の定義に合致するかどうかは、仕入れ先様にお問い合わせください。

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何ともあいまいな表現です。

「継続的な修理サービスやメーカーによる有効な国内保証を提供できない場合」

これを並行輸入品の定義にしてしまうあたり、さすがは神様アマゾン様という感じですね。

復習ですが、本来の並行輸入品の定義はこの3点とされています。

■日本流通自主管理協会

1、商標の同一性
2、出所の同一性
3、品質の同一性

先日、経済産業省から主にアマゾンに対し、
「法令遵守をしっかりするように!」とお達しが出たという話をご紹介しましたが、
このあたりも今後は明確化され、まともになっていくのでしょう。

結局のところ、僕らはより「まとも」にビジネスをやっていくしかないのです。
全てはそこに集約されます。
「まとも」にやれない販売者は、どんどん淘汰されていくことでしょう。

昨日から募集を開始させていただいている
“90days実践プロジェクトin 香港国際電子見本市編”ですが、
これも結局は「まとも」にやっていきましょうよという僕らの提案でもあります。

■90days実践プロジェクト

良く考えてみてください。

輸入業者が海外の国際展示会に出かけて行き、新しい商品に出会い、
日本で独占的に販売をしていく。

これってめちゃめちゃ「まとも」なビジネスですよね。

“リスクを抱えず在庫を持たずにショップを作って注文が入ったら仕入れましょう。
 仕入れができなかったらキャンセルすれば良いのです”

“食器を仕入れる時は個人使用と言い張りましょう”

“とりあえずヤフオク!で売っている限りは大丈夫でしょう”

テクニックとしては、まぁそうなんですよ。
僕もコンサルで会員さんに対しては、テクニックとして上記のアドバイスを差し上げることはあります。
理屈や綺麗ごとだけでは進めない時もありますからね。

けど、そんな感じでビジネスを進めていて、
いつまでも続けられるかと考えると、、、非常に疑問が残るところです。

SAATSプレミアムをはじめ、僕がレクチャーをさせて頂いている
輸入ビジネスのスタイルというのは、めちゃめちゃ真面目というか「まとも」です。

回りの起業家によくそう言われるので、きっとそうなのでしょう。

「差別化戦略」なんて言葉を使っていますが、実はそんな難しい話ではなく、
要は「お客様に選んでいただける販売者になりましょう」というのが目的です。

その為には、お客様に喜んで頂けるような販売の仕方をするべきだし、
お客様の感じるリスクを一つでも多くこちらで負担してあげましょう
ということだったりするのです。

お客様のリスクというのは、例えば・・
「お金を払ったのに商品が届かない」「使い方が英語でわからない」
「どこから問い合わせをしたら良いのかわからない」
「自分で梱包しなければならない」「お届けまで2週間かかる」
「ノークレームノーリターン」「返品できない」「壊れたら終わり」などです。

喜んで頂けるようなという意味では、上記のリスクをこちらが取って差し上げること、
または「販売価格を安く販売する」とか「まだ知らない商品を教えてあげる」などもそうですね。

お客様に喜んでいただける商品・サービスを徹底的にご提供する。
結果「選ばれる販売者」になることができ、口コミも相乗して他のお客様にも選んでいただけるようになる。

これってとても自然な商売の姿ではありませんか。
水が高いところから低いところに流れるように、すごく自然な考え方だと思うのです。

小手先のテクニックだけではお客様に選んで頂くことはできません。

「自動リサーチツール」とかもいいですけど。
「売れている販売者の商品がわかる!」ツールも、良いですけどね。

じゃあいつまでリサーチを続けるの?ということなのです。

販売者にとって都合の良いことばかりに力を入れるのではなく、
そろそろ「お客様と向き合う」ことに意識をしてビジネスを考えていきたいですね。

【P.S.】

「90days実践プロジェクト」に関するご質問も受け付けています。

下記メールにどしどしお寄せくださいね。

まだまだ物足りないぜ!(by 北方謙三)

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この記事を書いた人

大竹 秀明

クラウドファンディング物販の第一人者。
黎明期より輸入×クラファンの可能性に着目し、累計20億円以上のプロデュース実績。
その実績が評価され、2019年にはMakuakeベストパートナー賞を受賞。他クラウドファンディングのパートナーも務める。
10年間で1万人以上に講演指導を行い 日本郵便やYahoo!、東京ギフトショー、東京都中小企業振興公社などでも講演。
「セカイをワクワクさせる貿易家を生み出す」 を理念として精力的に活動中。