パッケージを考える

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■「ひとり貿易の教科書」
~輸入ビジネス難民から抜け出すための12ステップ~

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こんばんは、大竹です。

先日、あるクライアントさんとお話していた時。

中国より仕入れた商品の販売がなかなか進んでいないというので、
いったい何が障害になっているのかを探るべく、話を聞き出していくと、
いくつかの理由がわかってきました。

どうやらパッケージが最終形(日本語仕様)になっていないことに悩み、
更にはどうやってデザインをし、作っていったら良いのかわからずに、
時間だけが過ぎてしまった・・・という状況でした。

「ちゃんとパッケージを作ってからじゃないとクレームが来そうだし…」

確かにお気持ちはわかります。
この方はもともと日本国内で卸販売などをされている方なので、尚更だったのでしょう。

しかし時として、例えばボロボロで中国語が書いてあるパッケージよりも
シンプルにOPP袋に入れてあった方が見栄えは良かったりします。

僕は、ある意味では元のパッケージから取りだして、
OPP袋に入れた瞬間から俺ブランドは始まると思っています。

気になる場合は「簡易パッケージにてお送りいたします」等と
きちんと書いておけばクレームにはなりませんね。

昔、とある並行輸入品を販売していた頃。
その商品はブリスターパック(※)だったのです。

※透明プラスチックシートをデザインに合わせて真空成型。凸部分に商品を入れ、台紙に熱圧着させたパッケージのこと。

それで、よくある話ですが、到着するとパッケージがひび割れていたり
傷だらけになっていたり・・とにかく梱包状態が悪いと、悲惨なことになってしまっていました。

その後、転送会社を変えたり、卸で買うようになっていって
だんだんとその悩みは解消されていくのですが、
今でも小口で仕入れたりすると、同じようなことは起こります。

最初の頃は、結構気にしてしまっていて
「これじゃ売れないなぁ…」と落ち込んだものでした。

でも段々と要領がつかめてくるものです。

端が割れているものは、割れているところをハサミで綺麗に切り取ったり、
傷だらけの場合は、コンパウンドが含まれている布を買ってきて、磨いたり。
または「ギフトラッピング」ということで、ラッピング袋を買い移したり。
「訳あり商品」として300円割引で売ってみたり。

中国からの場合は、ダンボールを2重にするところからはじまり、
余分にケースを入れてもらったりしていましたが、
現地スタッフができるようになると、事前に検品したり
きちんと契約書を交わしたりしているうちに
ボロボロのパッケージで届く・・というのは減ってきました。

試行錯誤のうちに、色々なテクニックを身につけていくことができたのかなと思います。

それでも、特に船便などで送ると、どうしてもひどい場合もありますよね。
輸入ビジネスを行っている以上、ある程度は仕方がないので、
上手く頭を切り替える必要があるということです。

律儀に、もともとのケースで販売しなければいけないという決まりはなく、
販売者がアレンジをしていって良いのです。

結局は、商品を受け取ったお客様がどう感じるか、
というのが一つの基準になるのだと思います。

良く受けるご相談ではありますが、
やはり走りながら考えていくようにしないと商機を失ってしまうことになります。

新商品というのはどんどん出てくるものですからね。
今は画期的な商品だとしても、半年後、その類似品で溢れ返る場合だってあります。

スピードというのも非常に大事かと思いますので。
どんどん進めながら実践しながら改善していけると良いですね。

【90daysドイツ編】
ユビケン 90days実践プロジェクト 第5弾 ドイツ・テンデンス編
日程 2014年8/30(土)~9/2日(火)

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この記事を書いた人

大竹 秀明

クラウドファンディング物販の第一人者。
黎明期より輸入×クラファンの可能性に着目し、累計20億円以上のプロデュース実績。
その実績が評価され、2019年にはMakuakeベストパートナー賞を受賞。他クラウドファンディングのパートナーも務める。
10年間で1万人以上に講演指導を行い 日本郵便やYahoo!、東京ギフトショー、東京都中小企業振興公社などでも講演。
「セカイをワクワクさせる貿易家を生み出す」 を理念として精力的に活動中。